30chan|IN GOOD COMPANY

IN GOOD COMPANY

モノにはストーリーがあって、その背景には必ず人がいる。
愛すべき仲間たちとその物語。

ここで紹介するのは、KIBACOWORKSのものづくりに関わってくれた“共犯者”
デザインやイラストを通じて、一緒にブランドの世界を広げてくれる仲間たちです。
スタイルもジャンルもバラバラ。でも、共通しているのは「想いのある仕事をしていること」。

一人ひとりの背景と作品に、ぜひ触れてみてください。

30chan

イラストレイター/クリエイター

2024年よりKIBACOWORKSのイラストレーターとして、雑貨やアパレルのイラストレーションを担当する30chan(さわちゃん)。描くイラストには、30chanのポジティブなマインドと、”今を生きる人に寄り添う”思いが込められている。

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Roots

幼い頃、二人の兄と絶え間なく繰り返した喧嘩。その熾烈な闘いの中で人一倍負けず嫌いに育った幼少期。

現在では海外でデザイナーとして活躍する次男は、子供の頃から異次元レベルの絵の才能を発揮していて、そんな兄に「負けたくない」という一心から、真似るように絵を描きはじめた。

8歳でサッカーを始めたのも、同じく兄に負けたくないという思いから。約20年間サッカーに没頭し全国大会で優勝した時にはキャプテンになっていた。

その後は経験を活かし、トレーナーとして10年を過ごした。人と接する中で仕事への意識が「お金のため」から「人の役に立ちたい」へと変わっていった。

「今、自分に出来ることはなんだろう?」と問いかけた時、思い浮かんだ答えが幼い頃からの原点——「絵を描くこと」だった。

祖父との別れがくれた気づき

絵を描きはじめた頃、大切な家族である祖父が亡くなった。

それまでは「どんなことも肯定していこう」というポジティブな気持ちが根っこにあったが、祖父の死をきっかけに人生にはどうしても避けられないネガティブな出来事があること、そしてそれによって気持ちが沈む瞬間もあることを身をもって感じた。

「悪いことが起きないように生きる」のではなく、「悪いことが起きたときに、その中にある意味や希望を見つけられたら、人生は少しずつ明るくなるのではないか」そんなふうに、物事の見方が変わっていった体験だった。

そんなときに出会ったのが、メキシコの「死者の日」の文化。
亡くなった人をただ悼むのではなく、花や音楽、色とりどりの装飾で明るくにぎやかに“お祝い”するという考え方に衝撃を受けた。

出来事の捉え方ひとつで、ネガティブにもポジティブにも変わる。そんな価値観が自分の感覚と強く重なった。

それ以来、作品の中には、メキシコの文化に根づく明るさや、死や喪失感すら包み込むような暖かさを自然と取り入れるようになった。

そこに加えて、子供の頃に家族と一緒に経験したハワイの温かさや陽気さは、強い印象として残っていて、“心も体も力を抜いて自分らしくいられること”を大切にしたくて、海や風のように自然体でいられるアロハの要素も作品にミックスしている。

見る人が少し肩の力を抜いて、心地よく流れる時間を感じてもらえたら。

30chanの作品には、ネガティブもポジティブも、強さもゆるさも、すべての感情を包み込み“今を生きる人”の心にそっと寄り添うような想いが込められている。

INSTAGRAM - https://www.instagram.com/30chan_sawa